善光寺の裏山?地附山
今日は車の点検だったので、出かけたのは11時くらいから。だから、近場です。善光寺の北側にある山、地附山は長野市お勧めのトレッキングコースが複数あります。我々は駐車場からスタート地点まで行く間の斜面にもう嫌になってしまいました。スタート地点あたりは、お子さん向けの遊び場になっていて、きれいな遊具や長いローラー滑り台がありました。
我々は山の頂上は目指さず、途中の古墳まで行って帰る、を目標にしました。
道は基本的には広く、木が涼しい陰を作ってくれていてうれしい感じ。蚊がいなければもっといい。
急な道をいくと、鳥の鳴き声!!
でも、やっぱり写真は難しい。かろうじてコゲラと、なにやら黄色っぽい鳥のピンボケ写真が撮れました。たくさんいたのに、じっとしてくれないし、葉は茂ってるし。
あ、これもピンボケだけど、たぶんメジロ。
古墳その1。円墳だそうです。
古墳その2、前方後円墳。
ここからはもう下るだけ。
この山、昭和50年代は、スキー場だったり動物園があったり、ロープウェーやリフトがあったり、釣り堀があったり(池はまだありました)したそうです。ですが、戸隠バードラインができてからは観光客が通過してしまい、寂れて廃業となったそうです。
そんなものの遺物が、ありました。
この公園、きちんと案内札があってとても歩きやすい!トレイルランをしている方々もおられました。植物は、花は少ない時期なのでちょっと残念。
山を下りて、駐車場のそばには地すべりの観測センターがあり、資料館もありましたので、寄りました。何しろ、何も知らなかったので。
資料館では写真を撮り忘れましたが、どうして地すべりが起きたのか(例年の倍の降雨があり、粘土層の上に地下水がたまり、その上の地層が浮いて滑った)の理由や、地すべり後に150億円をかけて粘土層の下の岩盤に雨水を排水する仕組み(抑制工)や地面がすべっていかないように地下深い岩盤に鉄の杭を打ち付ける工事(抑止工)、丸裸になった地面に緑を戻す(植栽工)を行って、今の公園になった、ということを、展示資料を使って説明していただいて、とても勉強になりました。1985年といえば、私は高校生。この災害のニュースの記憶は全くありませんでした。
なかなか有意義な、散歩なのでした。