2023/10/7土曜日、連休初日。お天気晴れでした。
乗り鉄の主人、刑務所にちょっと興味津々の私のためのようなイベントが須坂であって、参加してきました。参加費3800円/人は現地徴収でした。
イベントの中身は、まず、長野電鉄須坂駅で、元日比谷線車両である3000系を使って、
車掌体験・駅員体験・運転席に座る体験。


鍵をささないと、ドア開閉はできません!ここも安全のためですね。
日比谷線時代には、半自動はありませんでしたが、長野は寒いので冬は各ドアに追加で付けられたボタンで開閉するように半自動モードを使います。
車掌体験は、安全確認してからドアを開けて閉める。ちょっと捻って棒を押し上げると開く、というのは、ちょっと捻ることでぶつかったくらいで誤ってドアが開かないようにしてるということ。
閉めるのは押し込むだけなんだけど。
あとは、マイクの横のボタンを押しながら、アナウンス。何を言ってもよかったのですが、私は主人のドア開閉に合わせて、「ドア開きます」「ドア閉まります、ご注意ください」とやってみました。




切符の日時打刻は、結構固い。昔、窓口で切符買ったときはしゃしゃっと通しておられたように思うけれど。
駅員体験は、切符(硬券)を機械に通して日付を打つこと。須坂駅の入場券は、窓口で申し出れば今も硬券で入場券が買えるそうです。そういう駅は今も駅次第であるそうです。切符切りのハサミもやりました。駅によって違うんでしたねー、切り口。
さらに、車内での切符発行(メモ帳みたいな紙の綴りで、切符切りのハサミみたいなパンチで該当の場所に穴をあける)もやりました。




コスプレもできました!かわいいブレザーと帽子でした。
運転席は、さすがにホーンを鳴らすぐらいしか触らせてはもらえませんでしたが、マスコンやら、圧力計やら、プロの方から説明していただき感激しました。
すごいなと思ったのは、マスコンは常時左手で押し付けておかないと、3秒以上浮くとデッドマン(運転手に何か異常が発生)と判断されて、緊急停止になる、ということ。とにかく、安全に安全に、と仕組みづけられているのがよくわかりました。
この見学、社会科見学なので、とにかく質問OK。元運転士・車掌さんの方に、何が一番大変か、とか、ひっきりなしに時間いっぱい質問が出ていました。

長野刑務所では、矯正展をやっていました。
さて、この後、駅の北側にすぐある刑務所に。こんなところに刑務所があったとは、知りませんでした。須坂で遊ぶ蔵エリアは南側が中心だから、来たことがなかったです。
刑務所では、ちょうど矯正展というお祭をしていました。地域の方の理解を進めようという趣旨かと思います。門をくぐると写真禁止です。スマホの電源も切りました。
お祭りでも並べば内部の見学ができるのですが、我々はそれとは別に、30数名という少人数で案内していただきました。建物の内外がとても清潔でチリ1つなく、あまり感じないけれどカメラで常に逃亡を監視し、外部との門も2重で、同時に2つが開くことはないです。一日の食事3食が展示されていましたが、健康的な野菜の煮物中心なおかずと、麦3割のごはんで、ここにいたら、健康に痩せそうです。実際、被害者やその家族のためにも、刑を最後まで受けてもらうために死なれたら困るわけで、そのためなんでしょう。逃げられない、死なれない、火事を起こさない、は基本らしいです。火事は、消防車であってもすんなりとは入れられない事情があるので、絶対だめだそうです。
見学の後、監獄めしを仕出し屋さんが模して作ってくれたお弁当を食べました。写真は撮れなかったです。もちろん3割麦飯、野菜の煮物、ごまあえ、チキンカツ、という質素なものね。出発まで、各地の刑務所で作られているグッズを購入。

そばがら枕が長野刑務所の名産の1つらしいです。お蕎麦の信州ならでは。
手提げ、横浜刑務所500円。一筆箋、府中刑務所200円、封筒、三重刑務所100円、長野監獄メモ帳、金沢刑務所100円、座布団、長野刑務所、1200円だったかな?それくらいだったと思います。
なかなかデザインが昔っぽくレトロなものが多いような。木の椅子とかはよさそうですが、この日は重たいものは無理ってことで。靴とか、デザインは年配向け中心でしたが、質は良さそうでした。革製品はしかし、お値段もやっぱり高い。何か買って応援したかったのですが。
この後、蔵のまちをボランティアさんが神社や川(用水路)の説明をしてくれるのを聞きながらぶらぶら歩き、養蚕などで須坂を栄えさせた方の家(今は、須坂市に寄贈されている)を見学し、伝統工芸(組子細工)を体験しました。

墨坂神社。須坂の地名の由来かも?とのこと。外から見ただけですが、立派な神社でした。参道が、メインの道路でぶっちぎられていました。奈良の平城宮の近鉄線を思い出しました。



小田切家住宅の庭は、椿の木や、たらようの木(はがきの由来)があり、庭の中には水路があって水車小屋も。

私と主人が作った麻の葉コースター。檜です。キットをはめていくだけなので、誰が作っても上手にできる!でもよい出来栄えです。
ここの見学の後、観光交流センター「くらっと」まで歩いていき、解散でした。
途中、笠鉾(祇園祭で使う)を展示しているホールにも立ち寄りました。
京都だけでなく、あちこちで祇園祭ってあるのですね。長野市でもやっていました。



笠鉾。

くらっと。ここでおやつを買って、食べながら帰りました。
解散は15時頃だったかな。
結構、一日たっぷり社会科見学。楽しかったです!