知床流氷の旅~
まん防だけれど経済は止めない、ということで、旅行していいのか悪いのかちょっと戸惑いましたが、一度は流氷を見てみたかったし、車を使えばまあまあ安全に行けるのでは、と思って、前の日にホテルを予約して出かけました。
JR釧網線で知床斜里か網走まで行って、と思っていたのですが、距離は長いし1両編成だと混雑するかも、ということで車。うちは主人ひとりドライバーなので、1泊する、ということで。
往路、途中でトイレ休憩に寄った道の駅、パパスさっつるでは、雪像がお出迎え。足湯もありましたが、あちこち濡れたら大変なので手をつけて温まりました。
このあたりではジャガイモが名産なので、ジャガイモ焼酎を試飲しました(私だけね)。また、近くの清里町はスピードスケートの岡崎さんと糸川さんの出身地らしく、オリンピック展示コーナーもありました。
チョコ、バターあめ、つーんとする山わさびのスナック、菓子パンとか、とりとめもなく買い物も。
知床斜里を目指してドライブ再開ですが、JR清里町駅に寄り道。
JR知床斜里駅で、どうやって流氷を見るか、ということで主人と話し合い。
結局、車で道路から見たり網走で船に乗るよりも、鉄道で見るほうが窓も開けられるし、大丈夫なんではないか?ということに。時間もちょうどよかったのも、鉄道に1票でした。(何も計画せずに出かけました。)
なつかしのボックス席、というのもこの車両のセールスポイントだそうです。真ん中にテーブルがあるし、足元も広いのでゆったりです。4人掛けに二人で座りましたが、立ってる人はいませんでした。その程度の混雑です。ガラガラではありませんでした。
車輛は「北海道のめぐみ」というテーマで、緑が道東のめぐみ、黄色がオホーツクのめぐみ。道東の方には、シマエナガとか牛とか、熊とか、テンとか、パッチワークの畑とかが描かれていました。オホーツクの方には、流氷、アザラシ、オオワシなど。
ヘッドマークやサボは、1980年代のゲーム「オホーツクに消ゆ」のデザインだそうです。このゲームは私は全く知りませんでしたが、殺人事件を解決しながら北海道のあちこちを移動するようなロールプレイングゲームだったようです。
運行中は、東京農大オホーツクキャンパスの学生さんもお手伝いして、ガイドさんが解説してくれたりします。そのお話によれば、ここ数年、流氷は激減。大きさも小さくなっているそうです。流氷自体は、ロシアのアムール川の真水が海に注ぎ、塩分のある海水で対流を起こして、軽い真水が上に来て外気に触れて凍り、流れて来るときにどんどん水が凍ってくっついていったり、氷同士がくっついて大きくなったりして、日本のほうへ下がってくるとか。見えてる部分の5~7倍の大きさの氷が水面下にあるそうですよ。
浜小清水の駅の写真も上に載せましたが、この駅で往路は20分停車しました。写真を撮る人もいましたが、私は直結の道の駅「はなやか小清水」で流氷ソフトクリーム400円を頂きました。花より団子です。
網走駅では、車内清掃が行われてすぐに折り返しです。少しだけ混みましたが、立ってるひとは出ないし、我々は4人掛けに二人です。
今度は、北浜駅で10分停車。展望台があるので登ってみましたが、別に特筆するようなことはなかったです。鉄の方々は、流氷と流氷物語号を1枚に撮ろうと頑張っておられました。
知床斜里に戻って、ホテルは知床斜里なのですがまだ2時くらいで早かったので、とりあえずお昼。歩いて探したのですがお店がみんな閉まってる!かろうじて見つけたラーメン屋でラーメンを頂きました。温まったし、美味しかったです、来々軒。
その後、チェックインするにはちょっと早いので、今度は車で、網走の手間の濤沸湖へ。車窓からは小さく白鳥が見えたので、それを確認に行きました。
ここはラムサール条約登録湿地でもあるので、水鳥湿地センターが置かれていて、勉強したり観察したりできる(望遠鏡がおいてある)ところです。びっくりしたのは、観光バスが2台も来てたこと。観光バスはこういうところにもくるのですね。
白鳥もいたし、白鳥をねらうキタキツネもいました。望遠鏡ではオジロワシも見えました。鳥を見るのも我々の趣味なので、そちらも満足しました。
この日はこれでおしまい。ホテルはルートイングランティア知床斜里なので、斜里に戻ります。晩御飯の提供はないので、道民のコンビニ、セイコーマートで調達して向かいました。お風呂は温泉。時間が5時と早かったので、誰も入ってなかったです。ラッキーでした。
さて翌日の2/12土、食べすぎ気味の朝ごはんの後、今度は網走とは反対側のウトロ方面に。まずは以久科原生花園へ。ネット情報では、流氷に近づける、とありました。
道東には「原生花園(かえん)」というものがたくさんあり、6月くらいに野草の花が咲きます。冬は当然、雪に覆われます。
ここでは、たぶんツグミだと思われますが、野鳥が遊んでいました。
この後、流氷展望ひろば、という期間限定の広場にも寄りました。先客のカップルは、ドローンを飛ばしていました。(最初、鳥かと思ったよ)
ここは流氷を上から見る感じでした。お天気がよいので、気分がよかったです。
次はオシンコシンの滝。結氷してるかな?と行きましたが、じゃんじゃん流れてました。
結氷してない、といいながら、つららはたくさん下がっていました。雪も積もって白いし、きれいでしたよ。
知床で遊ぶ人は、かんじきを履いて歩くツアーに参加するのでしょうが、今回は流氷を見るためだけなのでここでUターンです。
帰り道、写真を撮るための駐車場があるので、そこでは我々も停まってみました。
今回、流氷に乗るワシとかは見ることができませんでしたが、ワシは木にはいました。
エゾシカ牧場には、観光バスも立ち寄ってました。エゾシカ、餌に群がってました。
これで流氷はもう堪能したね、と満足し、帰りました。
帰りには、再び清里町で寄り道。本当は醸造所の見学をしたかったのですが、コロナ蔓延防止のため公開休止中。その隣のきよーるという施設で、焼酎を再び試飲し、飲み比べセットやら、焼酎ボンボン、焼酎チョコを購入しました。ついでに、ソフトクリームを食べました。おいしかったです。清里高原と勘違いしそうです。
飲み比べセットも試飲コーナーと同じ構成でしたが、最初に飲んだ原酒というのが、とても味も濃く、美味しかった~。度数も高かったから、当然なのか。
ソフトクリームは北海道はたぶん、ハズレがないのだと思う。
主人はおやきを食べ、二人ともコーヒーですっかり満足しました。カフェの目の前の屋外には、雪で何やら作ってあり、ろうそくをともせるようになっていたので、夕方はさらにシーニックなのかもしれません。
さて、冬は毎年、SLが釧網本線を走ります。昨年は我々も乗りました。今年はなんと壊れてしまい、ディーゼルが代行しています。主人は木曜に有給休暇だったのですが、その際に思いついて乗ってきたそうです。私は仕事だったので、見たいだろうということで標茶駅に寄りました(まったくそんな気遣いは不要だったのですが)。
折角なので、標茶のたまごサンドを買おうと思ったら完売してました。黒牛のシチューのレトルトだけお土産に買って(帰宅後食べました)、SL(SLじゃないけど)冬の湿原号をお見送りしました。
この後、塘路湖にも寄りました。塘路湖も周りの湖と同じで、完全に凍っていました。ワカサギ釣りをする人が多くいました。
写真にも写っている建物で、ワカサギ釣りの道具をレンタルしたり、テントとガイドの方のサービスを提供してもらえるそうですが、要予約です。いつかやってみたい。
この後、家に帰りました。何の計画もなかった割に、よく遊びました。
やまがら
週末は良い天気、ということで、土曜の朝はジョギングを。
今週はずっと晴れてたから、地面も乾いてるだろうと春採湖1周5キロ、家との往復も含めれば10キロ超えます。
6時過ぎに出たのにまだ明るくなかったですが、春採湖に着いたころにはやっと明るくなりました。地面はじめじめ。湖の表面は凍っているところもあるようなふうでした。ジョギングでは写真を撮っていませんが、着いたとたんに「きょっ」というアカゲラの声がして、アカゲラの姿をしばらく見ることができました。1周する間に3回、みることができました。アカゲラもゴジュウカラも、盛んに木を突いていたから、おなかが空いていたのでしょう。ちょうど朝ごはんの時間だったのか。博物館の前の木にはシジュウカラ、ハシブトガラなどカラたちが群れてました。にぎやかでした。
家に帰ってからアカゲラ好きな主人にそう言ったら、この日の散歩はもう一度春採湖。一周はせず、1/4ほど歩きました。アカゲラの声はしたけれど、姿は発見できず。
そのかわり、トンボ池の近くでヤマガラを発見。しかも大量に。今月の探鳥会のときも、ここにヤマガラがいましたが、我々は発見できなかったのでリベンジ?
同じ場所に、ハシブトガラとかシジュウカラとかゴジュウカラもいました。
あとはヒヨドリなども飛んでました。日なたはまだ暖かく、気持ちよく散歩できました。今週も、週トータル35000歩(目標は低いのです)をこれで達成しました。
秋の行楽
緊急事態宣言が解除されてからしばらくたちます。週末に阿寒に行ったり厚岸に行ったり、ちょこちょこ出かけてましたが、本格的に寒くなる前に1泊行っておこう、と屈斜路湖に行きました。川湯温泉も摩周もJRの駅があるのですが、やはり不便なので車。主人に感謝です。
途中、900草原に寄りました。900ha以上ある牧場で、春から夏の酪農繁忙期に子牛を預かって飼育する、公営の牧場、と書いてあったように思います(記憶違いだったらすみません)。
以前来たときは朝早すぎて、カフェはやっていなかったので、今回はカフェにも行きました。ジンギスカンなども食べられるようですが、朝ごはん食べてきたので、朝おやつには重いし。
ここからだと硫黄山が近いのですが、今回は行かずに、JR摩周駅で足湯。
この後、JR摩周駅とJR川湯駅の間の「美留和」駅へ。
美留和駅のそばに、名水が飲めるスポットが。冷たくておいしかったです。手ですくって飲みましたが、タンクを持ってきて持ち帰る車を2台見ました。
この後、JR川湯温泉駅にあるレストランに行きました。無人駅ですが、昔の駅舎の駅長室と貴賓室をレストランにしています。お昼時だったので我々の行くところでは珍しく満席で、15分ばかり待って案内されました。
お昼ごはんです。おなか空いてないね、お茶飲むだけでも、と思って入ったのですが、カフェメニューがなかったので私はシーフードカレー、主人はオムライス。私たちはいつでも食べられるのです。太るけど。
なにやら、はっぴを着た人とかが駅構内にいて、まだノロッコ号とか走っているのかな?と思っていました。主人がどうしても気になる、といって料理を待つ間にホームに行って聞いて来たら、あと数分で特別列車「ひとめぐり号」が来るという。ウェルカムするための旗までもらってきました。料理は来たけれど、一口くらい食べてまたホームにウェルカムしに行ってしまいました。私は食事を続けました。食後、戻ってきた主人と交替して見てきたけど。
ひとめぐり号は、JALとのコラボらしくて、アテンドしてる人の中にはCAっぽいきれいな方もおられました。多分、関西から札幌に飛行機で来て、特別特急でトマムに行って星野リゾートに泊まってきた人たちが、また特別特急で釧路を通過して知床に行く途中、ということのようでした。先頭はラウンジカーになっていて、ゆったりしてました。普通の特急おおぞらの車両ではなく、ラベンダー編成という、普段みない色の車両でした。
食事を終えてレストランを出て、ひとめぐり号に手を振って見送って、やはり駅の中にある足湯(足湯はたいてい無料です)で温まってきました。
このあたりで天気が怪しい曇りとなってきたので、明日にしようと思っていた津別峠に行っておこう、ということになりました。
泊まる予定の屈斜路プリンスホテルを通り越して、車で20分ほど山道をくねくね。紅葉がとてもきれいでした。
しかしこのときは、山の上、ということもあって風が強くて寒い寒い!とっとと帰りました。
屈斜路プリンスホテルは、弟子屈ふるさと割があって、一人5000円引きで泊まれました。夕食も朝食もバイキングだったので、食べすぎ。やばい。だらしない。
夜と朝に温泉にゆっくり入りました。お客さんはたくさん来ていたと思いますが、時間がずれたのか、あまり人は入ってなくて、のんびりできました。
夜から雨になったので、朝は10時過ぎにチェックアウトしました。このまま帰ろうかと思ったけれど、雨が止んでいたので、和琴半島をちょろっと散歩。屈斜路湖に突き出している半島ですが、屈斜路湖はカルデラ湖で、そこに噴火でできた島がくっついたものです。
この後、白鳥に会えるかな?と屈斜路湖畔の砂湯へ。湖畔の砂を掘るとお湯が出る、というところです。昨年来た時はスコップもって行って掘ってお湯を出しましたが、今回は寒すぎてみただけ。
帰り道なので、川湯温泉の川湯エコミュージアムへ。阿寒摩周国立公園の情報センターです。パンフレットをたくさんもらって、中の展示も(二度目だけど)ゆっくり見て、二階のカフェでコーヒー休憩。休憩してる間に、雨がザーザー降ってきました。止むまで小一時間、休憩しました。止んでから、足湯をしに行く途中で、アカゲラ発見!
我々が足湯を出て車にもどってすぐに、また雨が。不安定な空なのでした。
この後、道の駅摩周に寄って足湯をしようとしたのですが、結構混んでいたので遠慮して、おやつを買って車内で食べました。川湯温泉のお菓子屋さんのもので、いつも寄りたいと思うのですが寄り忘れるところです。
そのまま帰るつもりでしたが、リスに会えなかったので、達古武湖にも寄りました。少し木道を歩いたのですが、鳥の声もしないし、リスもいなかったので帰りました。
主人の足(小指)の骨折がまだ治りきってないので、ホテルでゆっくりするだけのはずだったのですが、行ってみたらいつもよりは歩かないけれどめいっぱい寄り道してました。貧乏性です。
夏休みの旅行最終日
北見って、あまり観光地がないのです。はっかがかつては世界の7割が北見のものだった、という話があって、化学で合成できるようになるまでは一大産業だったそうです。
薄荷記念館と、宣教師ピアソンさんの家を見るのが北見の観光、と理解して、その2つを見るつもりでしたが、両方ともコロナ感染防止のために休館。がーん。
もう帰るだけ、となってしまいました。帰り道で、道の駅に寄っておいしいものでも食べようね、ということにしました。
JR美幌駅に寄りました。比較的大きな駅なのに、駅員さんはいなくて、観光協会がきっぷを売ってました。赤字路線だからね、北海道のほとんどが。
美幌は、昔の「君の名は」の映画のロケ地、というのが有名です。岸恵子さんは知的な美人で好きですが、グーグルであらすじを読んでみたけれどあまり面白い話ではなさそうでした。
この後、今日のメインとなってしまった相生の道の駅へ。最近テレビやパンフレットでよく見る「クマヤキ」を食べよう、と。この道の駅には鉄道公園もあるのです。まずは鉄道公園へ。
さて、では、クマヤキを。と思ったら、道の駅のドアが開かない。道の駅、休館日があるのですね。火曜定休だって。
あまり道の駅があるような帰路ではなく、結局、何度も訪れたことのある阿寒の道の駅で温泉に入ってお昼を食べて帰りました。阿寒は釧路市です。
2時前には帰宅。お天気が悪かったし、コロナ禍中の旅行だったので、その中でこれだけ遊べればよかったと思わないといけないですね。楽しかったです。いう通りに運転してくれた主人に感謝です。
TORITABI 鳥旅 at 小清水
小清水町は、少し前に弟子屈の川湯温泉に行ったついでに藻琴山登山で少し訪れましたが、今回は知床にいった宿泊地と野鳥と花のために訪れました。
TORITABIというパンフレットを釧路でゲットしました。それに出ていた町営の温泉施設に泊まりました。夕飯も朝ごはんも付いていて、お風呂はもちろん温泉なので、快適でした。
小清水では、パンフレットに出ていたところからピックアップして回りました。
町民の森→JR止別駅→治山の森→ニハチ食品→ほがじゃ小清水工場→JR原生花園駅・涛沸湖(展望牧舎・木道・小清水原生花園・湿地センター・平和橋)→JR浜小清水駅・道の駅はなやか小清水→こしみずリリーセンター
盛りだくさんでしたが、森にあまりにも虫が多くてかゆく、鳥は声は聞こえども探せず、でした。残念。
JRの駅はいずれも駅員さんは不在。止別はラーメン屋さん、原生花園はジュースとグッズの販売のお姉さん、浜小清水は道の駅が、駐在?しています。ジュースはこんなところにこんなおいしいものが?!という驚きでした。マンゴーとミカンのジュースは、果汁たっぷりの氷に注がれているので、飲み終わった後、氷もがぶがぶ食べれました。主人の頼んだイチゴミルクもかなりいちごのつぶつぶ感があっておいしそうでした。道の駅では「なんじゃこりゃスティック」を食べたけど、これもまたおいしかった。タコは柔らかいし、丸ごとジャガイモが甘い衣をつけてあげてあったりで、好きなやつ。
止別駅のそばに治山の森、というのがありました。この森を抜けたら海岸でした。風が強いので、砂が飛んでこないように植林したのかな?
駅の近くにニハチ食品というのがあって、工場併設の売店で、B級品の鮭とばと、ピリ辛のつぶ貝を買いました。(追記:写真撮らずにたべちゃった。その日のうちに食べたつぶ貝もおいしかったし、釧路に帰ってきておやつに食べた鮭とばはそれほど塩辛くなく、身も厚くて買ってよかった。要冷蔵なのでたくさんは買えない。)
ほがじゃ、というのは、釧路でもお土産屋で売っているジャガイモのでんぷんで作っているおせんべい。エビ、ホタテ、昆布があります。私は大袋で買います。500円だから安くないけれど、バクバク食べてしまう。この工場、廃校となった小学校の建物を利用していました。最終のラインのところの見学と、売店での購入ができますが、子供の絵があちこちに使われていてかわいい。
この日は「めんべい」を作っていました。めんべいは福岡の明太子のお菓子。原料のでんぷんが全国で不足したときに、北海道に工場を作ったのがほがじゃの始まり、だそうです。職場のお土産にめんべいとほがじゃを買いました。自宅用には新製品のザンギ味を。車の中に置いてきてしまったので、写真なし。ザンギ味はまだそれほど出回ってないし、この直営店でも品薄だそうです。ラッキー。
さて、JR原生花園駅や浜小清水駅の前に広く広がっている湖が涛沸湖。ラムサール条約で保護されている湿地となっています。ここには馬が放牧されているところがあって、何ともほのぼのとした風景です。展望牧舎、という、屋根だけがある牧舎もあります。
木道があって、少しだけ湿原に入れます。こんな花も咲いていました。釧路で見る花と実は変わりません。
ラムサール条約で保護されている湿原だけあって、湿原センターが整備されています。そこでは、望遠鏡で湖の中ほどの水鳥を観察できます。黒い水鳥がたくさんいましたが、ウミウではなくカワウだそうです。あまり動いていませんでした。アオサギもいました。
湿地センターで、カワセミが平和橋の下のブロックにいることが多い、と聞いたので行ってみましたが、まったくいませんでした。カモかなにか、水鳥がファミリーで泳いでるっぽい様子は見えましたが。残念。
鳥は全く見えなかったわけではないのですが、ほんのちょっと。
小清水の最後は、リリーセンター。
ユリが開花してから終わってしまうまでの短い開園期間ですが、迫力のユリ園でした。
期待していなかったのですが、甘い香りと華やかな景色にうっとりでした。
広いし、斜面なので、歩いて回るのはなかなか大変かもしれませんが、花が綺麗なので苦になりません。花を見終わった頃に雨がぽつぽつ。今日もお天気がもってくれてよかったです。
雨がほとんど降らず高温だったので、花粉で汚れずにユリのきれいさを保てたそうです。今日の雨で、明日以降はもうこういう状態ではなくなってしまうとか。もったいないですね。
鳥もいました。が、遠すぎて何だかはわかりませんでした。
ソフトクリームを食べて帰りました。白いトウモロコシも売っていたそうですが、私が売店に行ったときには売り切れでした。残念。
この日は北見に移動して泊まりました。夜は焼肉。(振替休日だったせいか、締まってる店が多すぎ。)焼肉、おいしかったです。生ラムというのを初めて食べましたが、全然くさくなくて、牛と間違いそう。
♪知床の岬に ハマナスが咲く頃 思い出しておくれ 俺たちのことを
日本に台風が来ている、ということで、釧路も出発時は雨でした。車内で、大仏様に「お願いだから、知床で歩きまわれるように、雨を止ませてください!」と念じたところ、知床に着いたときは曇りで雨は降っていませんでした!
車ですが、JR知床斜里駅に寄ってみました。新しく、とてもきれいな駅でした。
知床には「八景」があるのですが、行けるところは行ってみよう、ということで、
八景ではないけれど、すぐそばにあったので、「三段の滝」も見ました。
知床では、まず船に乗って滝や岬を海から眺めよう、という計画でしたが、行ってみたら天候不良(高波)で一日中欠航、とのことでした。がーん。
チケット売り場の近くに、オロンコ岩、という岩山があり、八景のひとつでもあったので登りました。看板の後ろに見えるのが、階段の柵です。
船の他には、知床五湖の散策もしたい、と思っていたので、知床五湖へ。これも八景のひとつ。ところが、駐車場渋滞。駐車場に入るまでに1時間くらいかかりました。でも、入ってしまえばあとはスムーズでした。
知床五湖には3つのコースがあり、1湖だけを高架木道を通って見に行くか、地上の道で2湖を見て高架木道から1湖をみるか、5~2まで地上の道を行って1湖から駐車場まで行くか。私たちは最後のコースを行きました。そういう方々も多かったと思いますが、歩いているうちにソーシャルディスタンスを保てるくらいになりました。
同僚から、1湖だけみれば十分、どれも同じような景色だよ、と言われていたのですが、まさにその通り。我々は鳥が見られればいいなあと思っていたのでゆっくり歩いて回ったのですが、鳥の声がしても高い場所ばかりで、葉が茂っていて発見はできませんでした。
この後、お昼を食べに知床自然センターに寄り、その近くにあるフレぺの滝を見に展望台まで散策に。フレぺの滝も、八景のひとつ。途中でアカゲラと、キタキツネに遭遇。
この後、知床を去る前に、プユニ岬とにも寄りました。道路沿いだったので。
6つめの八景、夕陽台も訪れました。夕日の時間ではなかったけれど、景色はなかなかよかったです。
この時期の知床は、観光客でたくさんなのですね。どうりでホテルが高かったり満室だったりするわけです。我々は「鳥旅」のパンフレットで惹かれていた小清水に移動して宿泊です。小清水は温泉もあるのでとてもいいところです。
花咲線、おめでとう100周年!
100周年を迎えたのは8/5木曜だったようですが、イベントがある、と聞きつけて、鉄の主人が早起きをして出かけるというので、私も付き合いました。
この日は、沿線のゆるキャラがお見送りに来る、というので、私はそれを楽しみにしていました。我々はすごく早くホームに行って写真を撮ってました。
まず来たのは、JA摩周の牛山豚吉さんと、浜中町のこんぶだっしー。
その後、続々とゆるキャラ登場。最初のうちは、ツーショットで写真を撮れましたが、お子さんたちがたくさんホームに来てからはおばちゃんはさすがに遠慮しました。
全部で10キャラが来ました。
花咲線は釧路から根室ですが、遠すぎるので、厚岸まで。それでも1000円以上の乗車券になります。主人は鉄なので、根室まで買ってました(記念切符だから)。
車内で、びっくりしたことには、途中の駅で厚岸の町長と町役場の方々が乗って来て、ご挨拶をしてくれたうえ、自慢の牛乳(極みるく(きわみるく))を配ってくれたり、お土産を配ってくれたりしてくれました。太っ腹~!!
厚岸で我々は降りたのですが、小学生とゆるキャラがお出迎えをしてくれました。
小学生が去るのを待って、私も戯れてきました。
せっかく列車で来たので、海事博物館で船の展示を見て(写真撮らず)、コンキリエに行ってランチを食べました。お酒が飲めるのは列車で来たお陰です。
11時半くらいで、すでにレストランは1時間半待ち。ここはいつもそうです。なので、今回はバルへ。厚岸のウイスキーはおいしい(そして高い)ということで有名なので、味比べセットを頼みました。あとはおつまみ程度で。さすがにアルコール度数が50%を超えているのをストレートで飲むとカーっと熱くなります。だから、食べかけの写真になってしまってすみません。
私は味がよくわからない人ですが、それでもウイスキーの味はそれぞれ違うのはよくわかりました。メニューに書いてあった、「高級チョコレートを連想させる」とか「レーズンバターの味わい」「オレンジの後味」とかいうのは、わからなかった。別にそういうものが入ってるのではなく、そういう香りや味がする、というのだけれど、嗅ぎ分けられなかったです。
列車の時間に合わせて駅にもどって家に帰りました。帰りの列車にも、お見送りがきてくれていました。大人とゆるキャラ。