祇園祭@長野

長野の善光寺の近くに弥栄(やさか)神社がありますが、源頼朝が1196年、信濃視察のときに夏の疫病に苦しむ民衆を救おうと、京都の八坂神社にもお祀りされてるスサノオノミコトをお招きして祈ったのが起源とか。

京都と同じように全国各地で祇園祭が行われてるそうで、前に住んでた奈良でも東大寺の転害門の近くにあった八坂神社で行われていたようです(結局みたことなかったですが、小さい神社だったのでお祭りがあること自体驚きでした)。長野のはどんな感じかな?と行ってみました。

昨夜は宵山で、町ごと(といっても、3つくらいかな?)の屋台が飾られて、その上で長唄に合わせて日本舞踊が披露されるのを眺めました。普段、人の多い善光寺の参道あたりなのですが、夕方だとこんなに人が少ない?しかもお祭りなのに??

屋台は、小布施や鬼無里と同じ、無着色の彫刻の美しいものでした。だいたい、江戸時代の末期に作られたもののようですが、中には最近作られたのもあるらしいです。龍とか、鷹とか、スサノオ?とか、なかなか凝っていて素敵でした。

西後町の屋台。凝ってます!

元善町の屋台では、手習子という舞踊と長唄寺子屋帰りの女の子が日傘や手習い草子を持って道草し、ちょうちょを追ったりしてました。

宵山を見た帰りには、クラフトビール屋さんで飲んできました。

サザンの歌にひっかけた名前が多いお店でした。お蕎麦やリンゴの味のするビールが面白くおいしかった!

今日はお祭り本番で、まず先乗りという、神の代理に選ばれた、穢れのない男の子が馬に乗って各町の屋台が行く前に、ルートを回ります。純真な稚児に神が乗り移って夏の疫を祓ってくれるということです。

暑いのに、午前と午後の2回、善光寺の参道を一巡してくれます。途中、休憩もしてました。男の子、10歳です。

善光寺までは緩いですがずっと上り坂です。屋台は人力で引くので、皆様大変。乗っている舞踊を奉納される方々も、大変辛かろう。きれいだけど。

このまま善光寺の山門まで行って、山門に善光寺のお坊さんたちがいて、その前で踊りや長唄を奉納されます。私たちが見た時は藤娘が奉納されていました。

山門の前です。

善光寺を逸れたところに弥栄神社がありますが、その近くで権堂町の勢獅子の屋台が、お店の厄を祓うべく、暴れていました。要は獅子舞と一緒。

中には小さい子(小学生くらい?)がたくさん入っていて、歩いているときは飛び跳ねたりして獅子は躍動していました。お店の中で獅子の口をガッと開いたりしてたみたいです。お店の前でもやってくれました。かわいい!

昨日も今日も雨の予報でしたが、昨夜と今朝は降ったりしましたが、今日我々が歩いていたときはとても暑かったです。雨傘しか持って出なかったので、また日焼けしたなあ。

そしてあまりに暑かったので、寄り道2か所。

1か所めは偶然見つけた、酒蔵。試飲できるというので入りました。「よしのや」という酒蔵で、今は犀川のほうへ移転したそうで、跡地で試飲とか、移転前の施設の見学とかさせてくれました。

これらのほぼすべてを頂きました。

お米が35%の大きさになるまで削っている大吟醸はもう、水のようにすーっと飲めちゃう。釧路の福司でもあった、にごりの天然スパークリングとかもよかったし、ほんのり梅色の梅酒もおいしかったし、レモンサワー(日本酒だよ)もとてもおいしく、甘酒も吟醸なのでもうとてもおいしくて、重たいのにいろいろ買いました。醤油もろみとか、お味噌とかもあります。醤油もろみだけ買いました。

毎日やっているそうだから、きっとまた行きます。

2か所めは、駅ビルの桜井甘精堂の甘味幾右衛門。ずっと気になっていた、栗モンブランソフトを頂きました。主人はパフェ。

左が私が食べた栗モンブランソフト。栗ソフトにモンブランが巻かれてます。

栗ソフトは3か所めだと思うのですが、一番栗の味がしました。モンブランはなくてもよかったかな。

今日の歩数は1万6千歩くらいです。食べすぎだねー。