昨日は須坂、蔵の町

一昨日の姨捨も楽しかったので、昨日は前から何となく行きたいと思っていた須坂へ。やはり電車での旅。長野駅から長野電鉄で30分くらいです。

前に小布施に行ったときにはたくさんの人が降りた印象でしたが、昨日降りたのは我々だけだったかも。駅前の人通りもあまりありませんでした。

観光案内所で地図などをもらって歩き出しました。蔵の町並みを見られればOKなので、適当ですが。

古い蔵もあるのでしょうが、新しい建物もその外観で建ててるみたいで、なかなか味のある道です。歩いている人はいませんでしたが。

 

ぼたもち石で土台を積むのは、高度な技術がいるのと時間がかかるということで、豪商の証!

曇りの予報だから日傘も持たず帽子もかぶらなかったのですが、どんどん晴れて気温も上がり、暑いったら!

遠藤酒造場。瓦に亀甲卍が入っていて、須坂の殿様の関係の建物だったそうです。小さい酒蔵ということですが、立派じゃないの。

暑くていやだなーと思っていたところに、酒屋さん。ここのお酒に「彗」と書いて「シャァ」と読むのがありますが、さっぱり系で外国人に人気があるとか。ガンダムファンでしょうか。

とりあえず入って、それを試飲でいただきました。おっしゃるとおりさっぱりおいしい。買おうかな、と思いましたが、720ml瓶しかなかったので断念。300mlでないと、持って歩くには重いよねえ。ここでは300円でガチャガチャをやり、ここの代表品種の「渓流」の純米酒300mlを頂き、渓流の日本酒アイスを頂きました。コロナが流行ったときから試飲は積極的にはやってないようだし、店内でアイスは食べられないようです。でも、外にベンチがあったので、そこでアイスを頂けました。

500円くらいしました。特急の中で食べるアイスよりも高いけれど、日本酒の香りがして甘いばかりではなく、食べてよかった。

その後は、豪商の館である田中本家へ向かいましたが、途中、何やら石碑があったので寄りました。

秀吉の護持仏がこのお寺にある、という碑。明治40年に建てられた碑ですが、そんな内容で作るかなあ?不思議に思いました。2枚目の写真が、その持仏を祀っているお堂です。立派!びんずる尊者もおられました。3枚目は、国定忠治のお地蔵様。中風除けで名高いそうです。

田中本家へ。

外観を撮りたかったのですが、裏千家のイベント中で人が映っちゃいそうでやめました。近世の正倉院、と言われているらしく、建物も20個くらいの土蔵が囲んでいる豪勢な感じですが、中にもお宝満載です。


入館900円は高いなあと思いますが、博物館になっているので、いろいろなお宝をきちんと保存するには仕方ないことだろうと思います。

土蔵は天井が高く、厚みのある木材が使われているのだということとすごい太い梁で、頑丈な蔵なんだなあとよくわかります。

歌川国芳忠臣蔵の役者絵を企画展示していて、かっこよかったです。歌舞伎とドラマでは四十七士の名前が違うのですが、きちんと説明書きがついていて親切。ドラマとか長すぎて、どうしても途中寝ちゃったりしてきちんと分かってない私にはうれしい親切。

お庭にはぼたんが満開でした。豪華です。

客人用の便器、足を載せるところも陶器ですが、冷たいよねえ。

写真の小さい門は、殿様がお忍びでお庭に遊びにくるための門だそうです。

最後の3枚は、食事のできる龍潜というお休み処と頂いたお昼(1100円、「おごっつぉ」です。素朴でおいしいお昼でした。我々だけなのかーと思っていたら、この日はお茶の会があってそちらがメインのホールを使っていて、我々は別の間に通されていたのでした。お庭を見ながらゆっくり食べられて得した気分でした。

この後は駅に戻りがてら、臥竜公園へ、と思ったのですが、なかなか大きな公園で、城跡を訪れようと寄ったのに、なんと山っぽいところでした。

暑かったので、結構な運動量でした。

おまけになにも城の名残もない。。。

ま、あまり考えずに家を出てきた割には、盛りだくさんに楽しめました。

駅の改札前に野菜などが並んでいたので、玉ねぎとレタス(各100円)を買い、改札でお金を払い(!)、帰りました。

長野駅の近くの東急で北海道フェアをやっていたので、もはや懐かしの柳月のあんバタさんとか、ホリのメロンゼリー、六花亭のマルセイと一緒に、海鮮丼を買い、晩御飯に頂きました。北海道やはりおいしい。

私はウニ・カニ。主人はウニ・ホタテ。ウニはミョウバンを使わずに塩水で洗ってるそうで、とても甘くてトロトロでした。