シルバーウィークも道東旅行

寒くなったら遊べないので、ギリギリこの時期までかな?と、ギリギリになってから計画したため、知床の宿は取れなくて諦めました。

その手前の別海あたりまでいって、根室までのオホーツク海沿いの砂州をみて、日本東端の納沙布岬にも行こうということになりました。

初日はこんな感じ。

中標津の上武佐フットパス

標津線線路跡フットパス

③旧根室標津駅転車台跡

標津町ポー川史跡公園

野付半島

 

フットパス、というのは文字通り小道。だけれど、あまり情報がなかったので結局、①も②も歩けませんでした。が、その近所には行った、ということで写真を残しておきます。

中標津 上武佐フットパス

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上武佐ハリストス正教会

小さい教会でした。昭和50年代に建て直されているのですが、周りの景色になじんでいました。中には古いイコン画が残っているそうですが、信者でもない私が閉ざされているドアを開けるわけにもいかないので、ここは建物を眺めてきただけです。

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中標津って、日本映画の舞台になってるらしいですが、その中のひとつとして、上武佐は「遥かなる山の呼び声」のロケ地だったそうです。

2枚目の写真は今は個人のお宅ですが、かつては駅前にあった旅館だったらしいです(ネット情報)。古いけれど、かわいらしい雰囲気でした。3枚目、真ん中のコンクリが、どうも標津線のホームだったようです。

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武佐駅跡にはこれが立ってるだけ。

標津線路跡フットパス

平成元年に廃止になった標津線の後を歩く長いコース。ちょっと入口までいってみようと思ったけれど、そもそも道がよくわかりませんでした。

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川北駅の跡。1両の車両が置かれてました。マンホールは牛と鮭の柄。

フットパスの地図はあったけれど、どこから入るのやらさっぱりわからず。草ぼうぼうなのでした。

③旧根室標津駅転車台跡

標津線の終点、根室標津駅の跡。終点だから転車台がありました。

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SLも置かれていたし、近くにあった小さい神社?もSLだった!

この神社はなかなか面白い!こんなのは初めてみました。

人口は少ないし、みんな車で移動するから、どうしても廃線になってしまうのですね。釧路に引っ越していろいろ遊んでますが、よく廃線跡とか駅の跡に遭遇するような気がします。

標津町ポー川史跡自然公園

主人が買ってきた道東のガイドブックに載っていて、行きたかった、今回の旅行の目的のひとつといったら大げさだけど、程よいお勉強感と自然の中を歩けるところ。

縄文~続縄文~擦文(土器にこすった跡のような模様を付けた時代)までの竪穴住居跡が2500基も見つかったところです。住居跡からは、鮭とか、カレイとか、お魚の骨がでてきたそうです。ほとんど秋鮭だった、ということで、もしかすると定住ではなく、漁期に来て住む、ようなスタイルだったかも?ということでした。数千年にも及ぶ時代の遺跡なので、最後のほうはアイヌ、日本人、ロシア人で交易する相談の場、みたいな場所もあったようです。

歴史はともかく、歩く道が気持ちよかったです。有料(330円)ですが、熊鈴を貸してくれます。

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こんな感じ。木道を歩いていき、丘を登っていく感じ。丘の上に遺跡があります。ミズナラの巨木もあったり、ポー川がゆっくり流れていた李。

鳥は鳴いていたけれど見つけられませんでした。が、シマリスがいました!

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実を食べてるところとか、顔をこすってるところとか、とても可愛かった。

縄文時代の竪穴式住居と擦文時代(1000年前)の竪穴式住居が復元されていました。縄文時代のものは、写真を撮りそこなってしまいましたが、擦文のはこれ。

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中にヒカリゴケというのが生えていて、陽が差し込んでるところが緑色に光っていました。ちょっと綺麗でした。木々の中に、くぼみがいくつもあり、それらがみんな住居跡。

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住居の壁は、レンガじゃないよ、木の皮だよ。

野付半島

全長26㎞、海に突き出た砂州は、日本最大だそうです。砂州なのに松が生えています。でも、塩害とか地盤沈下で立ち枯れている姿が見られます。それらが「ナラワラ」(ミズナラが枯れてるもの)、「トドワラ」(トドマツが枯れてるもの)と呼ばれていて、荒涼とした感じがなんだか悲しい景色になっていました。

でも、まずびっくりは、北方領土国後島が見えること。

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1枚目の遠くに見えるのが国後島。2枚目は知床半島。(だと思います)

おなかが空いたので、ここではお昼ご飯です。ガイドブックに書かれていたネイチャーセンターにあるレストランで。(というか、他に食べるところはなさそうでしたが。)

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シマエビというのは、生だとシマシマなエビですが、ゆでると真っ赤になる、道東の人が自慢するエビです。生で食べたかったけれど、もう終わっていて、茹でたものを頂きました。それでもおいしかったです。

シマエビは、アマモという海中の植物を食べるらしいです。なので、シマエビを採る船は、アマモを傷つけるといけないので、漁場ではスクリューを止めて帆でうごくヨットみたいな船です。写真が宿にかざってありました。エビのうま味が強いと言われていますが、普通にエビのおいしさでした。5尾1100円。

あと、このへん(別海町)ではホタテバーガーというのを推していて、それを食べました。主人は、海鮮ラーメン。ホタテバーガーは、ホタテを2つ、春巻の皮で包んであげたものなど、セルフでバンズに挟んで食べるもの。説明の絵をみてわかる通り、盛りだくさんでおいしかった。こぼすかと思ったけれど、防水の紙にいれて食べるから大丈夫でした。

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ずっと木道を歩いていきます。結構歩きました。片道30分くらいかな?でも価値はありました

赤いのはアッケシ草というものだと思います。ここのトドワラは、もう風前の灯、という感じで、そのうちなくなってしまうかも。砂州の先のほうは細くなっていきます。

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よーくみないとわからないけれど、シギかチドリがいます。

たぶん、メダイチドリというものだと思うのですが。1羽気づいたら、周りにたくさんいるのに気づきました。砂にまぎれて見えてなかった!

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灯台もありました。ここらへんで時間切れとなり、引き返しました。車がなかったら見て回れません。

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車から撮った写真。物悲しいでしょう。

泊まったのも別海町内だけれど、30分くらいかかりました。べつかい郊楽苑というところ。合宿なんかにも使われる、ということで、部屋にはお風呂もトイレもありませんでしたが大浴場はモール温泉で、お肌ツルツル。満室だったと思うけれど、お風呂もトイレもほぼ人には会わなかったです。ほんとに満室だったのか??

食事も込みで、美味しくいただきました。ボリュームありすぎでしたけど。

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エビのフリッターみたいなものはいらなかったかも。フリッターの横の白い卵みたいなのは、「ねこのたまご」という、別海推しのお土産のお菓子で、柔らかいお餅の中にクリームがたっぷり。

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じゃらんで予約した特典で付いてきた、ソフトクリーム。「べつかいのソフトクリーム屋さん」という名前なんだけど、これもすごいボリューム。おいしいけれど、食後に食べるには多すぎました。(食べたけどね)

部屋に戻って、おなか一杯のあまり横になっていたら、もう起きれませんでした。食べてすぐ寝たら牛になる、と昔よく言われましたが、そんな感じ。