一人遠足(帯広)

奈良にいた時も、近鉄電車で一人遠足で吉野で桜を見たり、桜井で紅葉を見たりしてましたが、何といっても帯広は距離が違う=時間もかかる。特急がある時間ならばいいけれど(それでも1時間半)、普通列車では3時間くらいかかります。

というわけで、今日は5時45分くらいに釧路を出る列車で出かけ、8時半くらいに帯広着。バスターミナルで真鍋庭園の入園券とバス往復券のセットを買い、1時間待つのを覚悟してたら「あと4分で来るから乗れる」と言われてロスタイムなく開園直後の真鍋庭園に行けました。

これが実はとてもラッキーで、ほとんど人がいない=静か、鳥の鳴き声やリスの音が聞こえて楽しく観察できました。もちろん、庭園も素敵ですが、これだけ木があれば当然、リスも鳥もいるんでしょうね。1時間くらいで回れるはずが、約2時間かかってしまいました。

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入口までの道も、白樺がかっこいいし、リスが横断するの?!と間違うような看板が出てたり。天陽の家のロケセットもありました。とても、ボロい。

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この可愛い若い鳥はどなたでしょうね。キビタキかなあ。

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これはこの庭園ではなく、来る途中の駅で撮ったものだけれど、スズメって実は悪そうな顔だよね。

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ゴジュウカラ。これも、顔に横線があって人相(鳥相)が悪そうです。

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シジュウカラ

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アカゲラもいました。活発に木を移って、つついてました。

鳥はキッズガーデンという、背の高い木の林の中に、子供の遊具が点々と置いてあるところにたくさん、本当にたくさんいました。それまでかすかにしか鳥の声が聞こえなかったので、ちょっと嬉しくなりました。ここは寄り道コースなので、急ぐ人たちは来ないのでしょうね。ここで最初にエゾリスをみたのもここでした。

せっかくなので、園内のガーデンらしい写真も載せておきます。

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日本庭園。池では鯉が飛び跳ねていて、緑が綺麗。お寺とかだと、これだけ広いと手入れがなかなか大変で荒れてるところもありますが、ここはさすがにガーデンですから綺麗でした。建物は明治時代の皇太子が行啓で帯広にいらしたときのご在所を移築して、その後も大正時代の皇太子のお休みどころになったり、戦後の進駐軍の宿舎になったり、戦後は公民館になったり、大活躍したものだそうです。

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ヨーロッパガーデン。黄緑の明るい木(名前は知らない)と、雪をかぶったかのような銀?の葉の木の間を歩く感じ。芝生も明るく、行ったことないけどヨーロッパ気分。建物は、先代のオーナーが自分の山林から木を伐り出して、オーストリアのチロルハウスをモチーフにして住居用に作ったものだそうです。ガゼボも素敵だった。

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池とか滝とかも、配置されてます。2枚目の写真の滝は、日高のペリドット(かんらん石)を組んで造成して、8mの高さの滝にしています。札内川の水の伏流水を人工的に循環させてるそうです。

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リスの教会と言われるこの建物は、帯広駅の花壇に建てられていたもので、カナダのナイヤガラの、世界で一番小さい教会を参考にして手作りで市民有志が作ったそうです。これはリバースボーダーガーデンといって、左右対称ではないけれど、左右に同じ属種の色違いの品種(2枚目の写真)や高木と低木(1枚目の写真)を向かい合わせにしているそうです。私にはよくわからなかったけれどね。

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植物はこんな感じ。アジサイが今も咲いてるのに驚き。ハマナスの実がおいしそう(食べれるのか?)



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出てきたところにも、なつぞらセットが。天陽さんの家だそうです。最初はわらだったけれど、10年後には板になったとか?!

昨夜雨だったそうで、足元があまりよくなかったのですが、長靴を貸してくれたのでノープロブレム。いいところでした。

この後、スイーツ巡りをしてから池田駅に行き、ワインの城で施設見学をして帰りました。その辺のことは、FBで書いたのでここでは省略。鳥の写真を載せたくて、ブログを書いたので―。

 

(追記)やっぱり写真を残しておこうと思います。

駅前をスイーツ中心にめぐりました。

六花亭帯広本店(本店、と呼ばれるのは札幌にもあるみたいです。)

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ふつうのビルのようです。が、メインの通りにあるし、駅から近いからか、平日の11時くらいでもお客さんたくさん。

クランベリー本店

スイートポテトが名物、のようです。私は全然知らなかったけれど、有名なお店です。ここでは紫いもソフトを食べました。

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最初、気づかずに通り過ぎました。店舗としては小さいお店ですが、本店なのですね!

③宮本商産(スイーツは関係なく、古い建物)

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大正時代の、欧米風の赤レンガ造り。

④帯広神社(写真はなにやらルールがあるらしく、しかもそのルールはどこにかかれているかよくわからなかったので写真なし)

すごく広い神社で、鳥が鳴いてました。お参りの後、道をそれて鬱蒼としたエリアに入ってみたら、コガラのような鳥は確認できました。木が高すぎて、上のほうにいるらしくてみえませんでした。

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手水舎は、ビー玉が入っていて綺麗でした!

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手前の公園に、伊豆から27人を率いて入植して帯広の開拓をした、依田勉三の像。

⑤柳月大通本店

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柳月でスイーツ巡り券(4店舗でお菓子と引き換えできる500円の券)を買いました。ここではプレーンな小割三方六。坐ってコーヒー(無料)と一緒に食べれてうれしい。

⑥たいやき工房

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チーズのをいただきました。スイーツ巡り券の2枚目をつかいました。

⑦ぶどうの木(クッキーのお店)

お店の写真を撮り忘れました。スイーツ巡り券で地図をもらってなかったらわからなかったと思う。おいしそうなクッキーでした。ここではスノーボールと引き換えました。

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これに引き換えました。3種類のチョイスがありました。

⑧旧双葉幼稚園

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明治時代にできた(建物は大正時代の)幼稚園。ほんの10年くらい前まで現役だったみたい

十勝信用組合本店

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昭和8年安田銀行帯広支店としてできました。ローマ風。ちょっと奈良の南都銀行の本店みたいな感じ。

エスタ東館

なつぞらの特集をしてました。帯広はなつぞらで観光客をひきつけようとしてるのでしょう。北海道に引っ越してくることがわかっていたら、このドラマを見ておけばよかった、とつくづく思います。

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ベニヤかなにかで人物を立てていて面白かったです。

エスタ西館

十勝の人気のスイーツがあります。イートインできるので、いいです。

しんむら牧場のソフトクリーム、食べたかったけれど遠い、と思ってたらここにあった。スイーツ巡り券のラストはここで。

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モカとミルクのミックス。おいしかったです。

結局、1時間半くらいかけて回ったような気がします。でも予定通り、池田に行けました。

池田まで、30分くらいかかったかな?JRで行きました(バスもあります)。駅からワイン城まで5分か10分か、徒歩です。

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池田駅前には、ワインにコルク抜きの巨大オブジェ。

私はドリカムの歌をあまりよく知らないけれど、ドリカムの吉田美和さんは池田町出身なんですってね。火曜だったので休館でしたが、DCTgarden IKEDAという資料館がありました。

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DCTgardenは城の手前。

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2枚目の写真の後ろに、お城が見えるでしょう?

これは池田町のブドウ・ブドウ酒研究所なのです。

昭和27年の十勝沖地震と、2年にわたって冷害に見舞われて、どん底に落ちた池田町ですが、丸谷金保さんが「自分が立ち上がるしかない」と町長になり、「山ぶどうがたわわに実るんだから、寒い池田でもブドウはできるはず。未使用の傾斜地もブドウ畑にはなる」とブドウ栽培をスタート。勉強してこい、と職員をドイツにワインを学びに行かせて(マッサンみたいですね)ワイン醸造自治体経営で臨みました。なかなか、寒い中でたくさんの実をつける品種を作れず苦戦したけれど、国際ワインコンペティションで受賞したことや、寒い中でもたくさんの実をつける品種を作り出したことで軌道に乗ったようです。全然知りませんでした。

 

その耐寒性の強い品種のひとつ、山幸のソフトクリームが4階のカフェスペースで食べれるとのことで行きました。おいしかったです。結構固めのソフトクリーム。450円ですが、食べ応えあり。

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ソフトクリームはほんのりピンク色。うまく写真に撮れてないけれど。ここは景色もいいです。

ここでもワインは飲めますが、味を試したい人は1階で、ということで1階へ。

実は、この試飲の場所の奥のほうでブランデー蒸留の見学もできたみたいでした。私はこの試飲の場所で見学を終えてしまって、みてないですー。まあ、パンフレットを後で読んだからみたようなものです(だって、ガラス越しでの見学ですから)。

このワイン上は入場料はかからないので、試飲は有料です。ワインによって値段はさまざま。私の頂いたワインは、300円と200円でした。

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山幸(赤)は結構酸っぱい。酸っぱいのは十勝ワインの特徴らしいですが。北海道産ビンテージ白はちょっと辛口で飲みやすい。

3杯目はおじさんが「ちょっと気がぬけ気味だからサービス!」とくれたブルーム白というスパークリングでしたが、これも結構よかったです。

荷物がそれなりにいっぱいだったし、ワインはお高いので、ここでは買いませんでしたが、ワイン好きだったらたまらない施設でしょうね。町がやっている、というところがすごいなあと思いました。

この後、天気がよければ展望台に上ればよかったのですが、時間的にも中途半端だったので、特急ではなく1時間早く出る普通列車で帰りました。

朝5時過ぎに家を出て、夕方6時過ぎに家に帰ってきました。やっぱり帯広は遠い―。