網走はやっぱり、網走監獄
4連休、どこにも泊まりにいかないのはもったいない、ということで、網走に行くことにしました。網走監獄博物館に行ってみたいと思ったから。
奈良の監獄(ちょっと前まで少年刑務所だったところ)の見学もしましたが、そのとき、レンガの建物がオシャレだったのとか、庭などもきれいに手入れされていたのとかに驚いたものです。網走もきっとそんなところだろう、と思って訪れました。
明治になって、旧士族が反乱を起こして捕まったり、困窮のため犯罪を犯す人が続出したりで、囚人がどんどん増えたそうです。監獄のコストも増大したわけです。
あと、富国強兵で経済発展を進めるためには未開の地の北海道を開拓することが必須となってきました。それで、囚人を開拓の労働力に使えば、給与がいらないのでコストを抑えられるし、無理をさせて倒れても悲しむ人がいないだろう、ということで、北海道各地に監獄が作られました。網走にも作って、1200人もの囚人を連れてきて、網走から旭川までの道を切り開いたそうです。道がない山の中を、木を斧で倒して、根を掘り起こして進んでいく、という大変な作業だったとか。・・・全然、知りませんでした。
ご紹介しきれないほど、いろいろな展示がありました。ゆっくり見てたら2時間以上かかりました。
さて、この後、オホーツク流氷館に行きました。流氷の季節に来ればいいのでしょうが、寒いのは苦手。なんちゃって流氷体験でもしてみよう、とやってきました。
プロジェクションマッピングでイメージを見たり、流氷発生のメカニズムの展示を読んだり。そのときは「分かった!」と思いましたが、説明できるほどには理解できませんでした。
流氷体感ができる、という-15℃の部屋もあります。流氷の背景写真の壁のさむ~い部屋に、流氷の氷が置かれています。キタキツネはニセモノ。
ここの3階は展望台になっていました。網走湖が見えたり、森が広がっていたり、畑がいろいろな色で(麦の茶色とか、ネギとか大根の緑とか、ものによって色が微妙に違う)見えたり、よかったです。
ここの売店では、オホーツク海の青い塩を使った塩キャラメルソフトクリームが売られていて、おいしかったです。甘いのとしょっぱいのは、合います。
この後、近くの能取湖に行ってみました。湖の近くに寄れるのかな、と思ったのですが、周りは湿地帯になっていて、葦だかヨシだか生えていて、寄れない感じでした。大きな湖でした。鳥もたくさん鳴いていたのですが、遠いところを飛んでいたもの以外は見つけられず、写真は撮れませんでした。
網走湖荘というホテルに泊まり、温泉でゆっくり。お客さんはたくさん泊まっていたようですが、お風呂は結構広かったのでのんびり入れました。塩分があるお湯のようで、においとかはありませんでした。
翌日、朝ごはんの後、散歩に出ました。鳥に会えないかな~と思ったのですが、鳴いてるけどやっぱり私が写真を撮れるような鳥はいませんでした。が、なぜかツバメが水たまりにたむろしているのを発見。
帰りに、本当はオホーツクシマリス公園で癒されようと思っていたのですが、残念なことに、コロナ蔓延予防ということでお休みでした。(ホテルのチェックアウトのときに、行こうかな、と思う、と言ったら調べてくれました。)それで、呼人探鳥道はどうでしょう、と言ったら、湿地なので長靴がないと辛いのではないか、と言われました。
まあ、時間があるし、車で行けるところまで行って、ちょっと歩いて帰ってこよう、と出かけましたが、おそらく誰も行ってない感じで寂しい感じ。網走湖畔に出るところまで行きましたがそこで断念して戻りました。鬱蒼としすぎていて、鳥はやっぱり見つかりませんでした。
それでも、撮った写真(他の公園のものを含む)を一応、アップしておきます。
帰る途中、美幌に寄りました。ここからは、屈斜路湖がよく見えます。が、霧が出てました。それでも、カルデラ湖にある中島はよく見えました。
楽しい連休でした~。