平城宮跡資料館の夏のこども展示
世の中のお子様たちが夏休みになったので、この辺でも夏休みイベントが始まってきました。今日は、平城宮跡資料館で開催中の、「ならのみやこのしょくぶつえん」という展示を見に、散歩がてら行ってきました。
奈良文化財研究所が日々、平城宮で発掘してる埋蔵物の土器とか木簡とかから分かる当時に平城宮に植えられていたと思われる植物を紹介する展示でした。
平城宮の北部には広い松の庭があったらしいですが、平城宮で役人に配られた扇子のうち、上級の役人に配布されたと思われるものに描かれていた松は、結構見事。
屋根瓦にある蓮の花は奈良のお寺ではとても当たり前ですが、平城宮跡でも見られています。蓮の葉は貴族のパーティの盛り皿として使われ、あのホースのような咲き終わりの花に実る実はご飯に混ぜて食べ、きれいな花を複数の口の開いた奈良三彩の壷に飾ったり、いろいろ使ったようです。
萩の花が植わっていたということは埋蔵物では証明できないそうですが、万葉集で平城宮のことを詠んだ歌には出てくるそうです。
植物は身近なようで、名前を意識してなかったりして知らないことが多いので、なかなか興味深い展示でした。簡単なクイズに答えて、缶バッジももらいました。
奈良国立博物館が、類似の展示として「いのりの世界のどうぶつえん」をやっていて、仏像や仏教関連の絵画から動物が含まれているものをピックアップして解説してくれるらしいということが、今回もらったチラシでわかったので、それもぜひ、近い内に行きたいと思いました。
お昼ごはんは、平城宮跡にあるレストラン、「時じくキッチン」で。前にも来ましたが、ここはおかずの数が多くておいしくてとてもいいです。これでたしか1200円、ご飯、味噌汁、サラダはお代わりできるそうです。
往復とも今日は蒸し暑いなかを歩いたので、帰り道の途中で休憩。これでは痩せることはないね。