平野塚穴山古墳(奈良・香芝市)の発掘説明会に行きました

新聞に11時からと書いてあったけれど、あいにくの雨のため気を使ってくださって、10時からとなりました。奈良にはたくさんの古墳があり、100個くらい主人に連れられて見て回ってます。が、説明会には初めて行きました。

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平野塚穴古墳の開口部。

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古墳を下からみたところ。今回の調査で切り出した面で、版築の様子が分かる!

 

旧石器時代から石の産地だった(らしい)二上山が近くにあるとはいえ、これだけの巨石を、これだけきれいに切り出して持ってくるとは、賢い人は昔からいたんだねえ(6世紀後半から7世紀あたりにつくられたようです)。

墳丘表面に石を貼っていた(貼石)そうで、明日香の天武・持統天皇陵や牽牛子塚古墳(斉明天皇陵?)がそうであったことから、皇族のお墓の可能性があるそうです。

駐車場がなかったので電車で行きましたが、この後、二上山博物館に行くのにバスもタクシーもなく、ひたすら雨のなかとぼとぼ1時間歩きました。運動不足解消。

博物館では、二上山で取れる石(金剛砂、凝灰岩、サヌカイト)と石器の作り方を学びました。なんでもそうだけど、はじめにそういう方法を確立した人は偉いよね。